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続編について本気出して考えてみた

えーと。
皆様お気付きでしょうか。

遂にこの日記に「時雨沢作品」というカテゴリができました。

本サイトのメインジャンルになる日も遠くないかもしれません。
いやマジな話。

だって種死はこれ以上新たな進展はないしさ。
鰤に至っては今週のこの急展開でも「はぁそうですか」という感想しか出てこないくらい関心が薄れてしまってるしさ。
シンステも日桃もずっと好きだけどね。


さて発売から間もなく1ヶ月が経過しようというこの時期に何を今更と言われるかもしれませんがいい加減メグセロの感想でも書こうかなと。


でもその前にこれだけは言っておきたい、ってことがあるので長くなりそうですが書いておきます。
ネタバレはありませんので安心して読み進めてください。





一口に「続編」と言っても色々なパターンがあります。

1.タイトルは続編だけど世界観も登場人物も全く別物。魔法とか小さな設定が共通なので辛うじて「続編」と呼べる。
(例:ファイナルファンタジー等RPGシリーズの大多数)

2.登場人物が同じだが世界観や設定が前作と異なる。パロディーとも言えるかもしれない。
(例:ツバサ、エンジェルハート等)

3a.世界設定は同じだが主人公が変わる。(※前作で出ていたキャラが新主人公になる)
(例:スターウォーズの6→1、FFX→X-2)

3b.世界設定は同じだが主人公が変わる。(※まったくの新キャラが主人公になる)
(例:プリキュアマックスハート→スプラッシュスター→5、種無印→種死)

4.世界設定も主人公も変わらず、純粋に「前作の続き」
(例:なのは→A's→StrikerS、スターウォーズの4→5→6、他にも映画のシリーズものは大抵これ)


1と4は特に大きな問題はないんですよ。

1なら全く新しい気持ちでリセットしてその世界に入っていくだけの話です。
4なら前作を見てたその気持ちのままで臨めばいいんです。

2については異論を唱える人もいるかもしれませんが「原作者公認の二次創作」だと割り切れれば楽しめるでしょう。

問題は3です。

3のパターンで続編を作る場合、「前作主人公(orメインキャラ)」というものは厄介極まりない存在です。
前作でメインを張ってる以上、既にある程度の固定ファンがついています。
新主人公はそれらのキャラを押しのけて自分の地位を確立しなければならないわけです。
製作側としても、前作キャラを出せばある程度の人気が確保できるのはわかっているはずですがそれをやってしまうと新主人公を食ってしまうのは確実なので抑えないといけない。
しかし出さないと前作ファンが怒り出す。
何とも厄介なジレンマです。

まぁそれでも3aのパターンならまだマシです。
前作にちょっとでも出てればある程度の受け皿は既にできてるわけですし。
むしろ主人公より人気のあったキャラを新主人公に据える場合なんかは願ったり叶ったりといったところでしょう。

一番厳しいのが3bです。
新主人公は全くのゼロから色々なものを築いていかねばならないわけです。
そこに前述の「前作ファンからの圧力」が加わるわけですから製作側には高度な物語製作能力が求められます。
決して新主人公を食うことのないよう、けれど前作ファンからの要望にもある程度応えつつ話を作る。
「ものづくり」としての力の見せ所です。
前作主人公を愛しすぎるあまりいつの間にか新主人公から主役の座を奪ってしまうなどという事態を招く作家なんて最低の極みです。(どうしたMio妙にムキになってないか)


プリキュアスプラッシュスターもあまりに評判悪くて前作(マックスハート)ファンの中に「なぎほの出せ!」とか言い出す人がいたとかいなかったとか。
私はスプラッシュスター好きなんだけどなぁ。むしろ今の5より好きなんだけど。
MHと比べてどうこう、じゃなくてSSだけで見ることができないものなのか。



まぁ長くなりましたがとにかく何が言いたいかっていうと「前作主人公とは厄介な存在である」ってことです。
そしてお分かりかもしれませんが、私は諸々の事情により「新主人公」に優しいです。
ええもうそりゃ諸々の事情により。
「前作主人公」が「前作」で活躍する分には全く構いませんが、「続編にまで出張ってくる前作主人公」には厳しいです。


さてそれを踏まえて(今まで全部前置きだったのかよ)アリソンシリーズについてちょっと。

アリソン→リリトレは前述の3b(全くの新主人公)のパターンです。(3aでもいいけどどっちかというと3b)
んでリリトレにおける前作主人公・アリソンとヴィルですが、新主人公を食わないでいられるギリギリの登場率だったんじゃないかと思います。
むしろアリソンとかは若干目立ちすぎだったかもしれません。
それでもなんとか食われずに済んだのは偏にトレイズのあのキャラのおかげかもしれません。



さて。
そんでもってこの度「メグとセロン」が出ました。
これは3bに限りなく近い3aパターンです。
何度も言いますが私は「続編になっても出張る前作主人公」には厳しいです。

世の中ではリリトレ続編を!って声が大きいようですが正直私はリリトレはあれで完結したと思ってます。
もちろん色々と消化不良な部分はありますがあれ以上は公式で続けられてもダラダラするだけだと思ってます。
「あとはご想像にお任せ」エンドについては「何だよそれ!」って怒る場合もあれば「まぁこれはこれでいいんじゃない?」と思う場合もあります。リリトレは後者でした。

そして今度発売になったのは「メグとセロン」です。
決して「続・リリアとトレイズ」ではないんです。
そうである以上リリトレ要素は期待しないで読むのが礼儀だと思って読みました。
期待するにしてもほんのちょっと見れれば万々歳、くらいの気持ちで臨みました。

あとがきにもありましたが、メグとセロンはリリトレのスピンオフ作品です。
スピンオフという言葉を広めた一番の立役者・踊るシリーズでもそうですが、スピンオフ作品において原作の主役キャラは出張るべきではないのです。
新主人公を食ってしまうから。
交渉人・真下正義で会話の中に「和久さん」の単語が出てきて思わずニンマリする。
そのくらいに留めておくべきなんです。




色んな人のメグセロ感想を読んでみたらリリトレが少ないとかもっと登場させて欲しいとかいう意見があまりに多かったので我慢できず書きました。

さてここまで書いたのでようやく次からメグセロ感想書けます。
(前置き長すぎ)

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